ミラクル兜の真実4
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その後のミラクルとスーパー
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スーパーは、もともとが茶筒型に近い
フォルムだったらしい
Ｓ氏から接ぎ苗を買った名人たちが
扁平で陵間に傷が入らないものを
目指して実生を続けた
幸いにして、あの特徴的な白点は
優性らしく、かなりの確率で発現
したことから、皆さんの手元に
素晴らしいスーパー兜が
行きわたることになった
ただ、それでも10年以上の
幾多の先輩たちの努力の
結果であることは否定できないと
書いておこう
さて問題はミラクルだ
私が知る限り、最初にミラクルに
似たものを持ってきたのは
堀井氏と大内氏だと思う
（狂人会と埼玉サボ以外のことは
知らない、他の会では
どうだったのだろう）
2000年前後だったので、日本に入ってきてから20年は経っていた、その後、2001年の
サボタニネットオフ会に
見事なミラクルを
お二人が持ってきたので
その折、詳しく聞いた内容を
ここに書いてみよう
F1では、因子の移動だけで
あの特徴的な白点は殆どでないそうだ
F1の中から出来るだけ
目立った白点のものを選抜して
F2を作り、同じ選抜方法でF3を創る
そのようなF2とF3を先代の
F1やF2との戻し交配を行う
それでやっとミラクルのような
白点のものが出来たそうだ
つまりミラクルの因子は劣性で
F1では因子の移動だけで
目に見える特徴は
殆ど出ないというのが結論のようだ
これが20年以上、誰もミラクルの顔を持った兜を作れず、先輩諸氏が苦労した理由だったらしい
お二人が、苗を供給するとともに、この手法をオープンにしたことに
敬意を表しておこう
自分たちで秘匿すれば、大金になっただろうに(^-^;
そして今では、山川さんはじめ幾多の名人たちが素晴らしいミラクルを
供給しているのは、みなさんご存知の通りです
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